一般社団法人 遠隔画像診断サービス連合会

ごあいさつ

一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会 理事長
煎本 正博

当連合会は平成25年4月1日に設立され活動を開始しました。遠隔画像診断サービス事業には会社組織、NPO、医療機関など多岐にわたる組織が参入しています。おのずと各々の組織の目指す方向に温度差があります。しかし画像診断を高品質に保って医療に貢献しようとする姿勢は組織の形態が異なっても皆同じ思いであると思います。遠隔画像診断サービス事業が抱える様々な課題を同じテーブルで論議し解決策や方向性を打ち出し、互いにより良い方向へ進むのが本連合会の目的であります。
連合会設立後すぐに団体保険制度「遠隔画像診断専門賠償責任保険」を保険会社と協力して開発し、募集しております。この保険は医師賠償保険、個人情報取扱事業者保険、IT補償保険といった独立した保険プランを組み合わせた遠隔画像診断サービス事業者むけに設計された会員専用の独自補償制度であります。この保険により会員は安心して事業を行うことができるようになり、本会の大きなメンバーズベネフィットの一つです。
連合会では定期的にセミナーを開催しております。遠隔画像診断での読影の質を担保するという基本的な要素を含めて連合会で取組むべき様々な課題をテーマに毎回熱心な討議が行われ、また、会員組織の職員教育にも益することが少なくありません。
近年、診療報酬の画像診断管理加算の施設基準に外部委託禁止条項が追加され、遠隔画像診断普及の大きな障害になっています。本条項が設けられるきっかけになった事案のような遠隔画像診断の不適切な利用は厳に慎むべきであり、本会も会員に啓発を行っております。一方、この条項によりこれまで遠隔画像診断により画像診断専門医の報告書が添えられていた画像診断に報告書が添付されないという事態が生じており、医療の安全と質が大きく低下しています。連合会では遠隔画像診断を適切に利用することにより、国民の生命と健康が守られることを社会や当局に訴え、より遠隔画像診断が普及してゆくことをめざします。
需要がたかまりつつある遠隔画像診断サービスを社会的基盤として継続させていくには、その業を行う者は医療行為であるが故の種々のリスクを背負いつつ、さらなる質の向上を目指して互いに切磋琢磨することこそ肝要であり、そのために本連合会が存在するものと確信しております。

お問い合わせ

一般社団法人
遠隔画像診断サービス連合会事務局
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Tel: 03-4446-1444
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